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家庭菜園をデザインする Home garden design note

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■STEP1 まずは区画どりからはじめましょう
●家庭菜園の面積を測ってみよう
家庭菜園の畑を所有していたり、誰かから家庭菜園を借りれたときはまず、縦と横の長さを測ってみましょう。
何平米ありましたか?

左の写真の区画で7m×10m、およそ70平米(21坪)です。70平米くらいあると、結構いろいろな野菜をそだてることが出来ます。坪を計算するときは面積を3.3で割って下さい。

家庭菜園の面積は経験上(自給自足は4人家族を想定)、

 1 まず野菜の栽培に興味を持ったとき 30平米くらい
 2 本格的に色々な野菜を栽培したいとき 70平米くらい
 3 ほぼ自給自足で野菜を栽培したい場合 100平米くらい
 4 ゆとりを持って野菜の作付をしたい場合 150平米くらい  が目安だと思っています。

工夫次第では面積が少なくても自給自足が可能だと思います。
●1区画1m×3m(通路40cm)の畝が何個作れるか図面を作りましょう
右写真の畝は1区画、幅1m×長さ3m(3平米)の畝です。作付する基本の畝を1m×3mに設定することで、後々、野菜のレイアウトや施肥の計算がしやすくなったり、マルチや防虫ネットなどの必要な資材が解りやすくなります。

通路は人が通りやすく40cmくらいの幅を確保します。

1区画で野菜が不足する場合は2区画を使用したり、1区画(3平米)だと多い野菜は1区画を2平米・1平米や1.5平米・1.5平米に分割して栽培します。

作付する畝と栽培しない通路は毎年固定するので、区画の4隅に短い園芸支柱などを挿しておき、間違えないようにします。

この1区画を3平米に決める方法は、蔬菜園芸学のプロであるチューさんのサイトを参考にしていて、私が家庭菜園を始めたころから実践している方法です。是非、チューさんのサイト「チューさんの野菜ワールド」も参考にして下さい。目からうろこのお話がいっぱいです。
畝のイメージ

●私の家庭菜園の区画その1【3平米畝(1m×3m)を中心とした区画】の図面
私は、主に2区画の家庭菜園を借りています。一つは上記の図の様に、幅1m×長さ3mの3平米畝を中心とした区画です。この区画では、1作に栽培する面積が、3平米くらいしか面積を必要としない野菜を中心に栽培しています。

区画全体の長さが8.4mなので、3mの長さの畝が2つ確保できます。あと少し長さに余裕があるので、横向きにAとBの2.4m畝を作っています。

1−1から1−7までを1つのブロック、2−1から2−7までを1つのブロックとし、毎年ひとつずつ作付をずらしていくローテーションを組んでいきます。例えば、ある年、1−1にナスを植えたとすると、次の2年目は1−2にナスを植えます。そして7年目に1−7にナスが植わり、その次の年の8年目にようやく一巡して、1−1にナスが植わります。2−1も同じく、1年目にトマトを植えると、8年目に一巡して2−1にトマトが植わります。要するに1つのブロックでおおまかに7種類(一年2作だと14種類)の野菜が植えることが出来ます。

1つのブロックに植える野菜はなるべく連作障害を避けるようにローテーションを組みます。なるべく同じ科の野菜は組み込まないようにします。7つも区画があれば非常にローテーションが組みやすいです。連作障害が出やすい野菜でも、休閑を要する年限は4〜5年が目安ですから、1ブロックで5区画くらい確保できると、ローテーションが組みやすくなります。
余分な敷地で確保できるAやBのような区画が出来たら、新しい野菜を試験的に栽培したり、メインの区画で野菜の収穫が遅れるなどして次の野菜が植えられないときなどに使用します。
●家庭菜園の面積にゆとりがある場合は長さ6m専用の区画も作ってみましょう
右写真の畝は1区画、幅1m×長さ6m(6平米)の畝です。
家庭菜園の面積にゆとりがある場合は、このような6平米の大きな区画も作ってローテーションを回すと栽培しやすいです。

6平米の畝には、栽培に面積が必要なカボチャやタマネギ、自給自足のために沢山収穫したいジャガイモやサツマイモ、沢山栽培しないと収穫物が少ないイチゴなどを栽培しています。

長さ3mの畝(3平米)と長さ6mの畝(6平米)で作付計画することで、かなりゆとりのあるローテーションが組めます。
●私の家庭菜園の区画その2【6平米畝(1m×3m)を中心とした区画】の図面
こちらの6平米畝の区画は3−1をサツマイモ専用の畝に固定しています。サツマイモは痩せた土地(肥料のほとんどない)区画でないと甘くて美味しいサツマイモに育ちません。ただし連作障害がない野菜ではないので、5年ほど育てたら、3−7などに移動させます。7つある畝の1つがサツマイモの連作になるので、残りの6つの畝でローテーションを組むことになります。
一つの畝に違う野菜を植える場合は、インゲン+エダマメ、ブロッコリー+カリフラワーなどのように、同じ科の野菜など管理が似ている野菜を植えつけると良いと思います。
先ほどの家庭菜園の3平米畝の区画その1でも2つの畝をつなげて6m近い畝を作ることが出来ます。でも菜園の真ん中を横切ることが出来なくなるので、作業効率は低下します。

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