◆家庭菜園向けカブの品種 |
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■小カブ(春・秋まき兼用品種) |
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はくれい(みかど協和)
●生食、サラダに最適な元祖サラダかぶ
●中早生のコカブで、冬〜春まきと秋まき栽培でもっとも特性を発揮する味の良いかぶ。
●根部は豊円形で良く揃い、光沢が美しい乳白色。割れにくく、根尻が細く、肉質緻密でス入りは遅い。
●葉は濃緑で光沢があり、欠刻は少ない。葉軸はしっかりしている。
●生食、サラダにしてこれほどうまいかぶはないといわれるほど味の良い自信作。 |
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白馬(武蔵野)
●球形は腰高のボール型。尻のまとまりよく、ひげ根の発生は少ない。
●肉質は緻密で軟らかく、糖度が高いため食味が抜群。サラダ用カブとして、また従来の小カブと同様、浅漬け、ぬか漬け、味噌汁等にしても美味。
●球色は純白で光沢があり球揃いは抜群。
●夏場のス入り遅く、耐寒性も強いので周年栽培も可能。
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■中カブ(春・秋まき兼用品種) |
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スワン(タキイ)
●小カブから中大カブまで、随時どりができる。
●小カブとしても形質がすぐれ、本命の中大カブどりでは、厚みのある扁円の根形で尻づまりがよく、ス入りも遅い。
●肉質はやわらかく甘みがあり、漬物のほか、サラダ用に通用する良質性が最大の特長。 |
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愛真紅3号(武蔵野)
●抜群の球内色と球色で注目度No.1
●葉柄は濃紫色を呈し、葉長は9月蒔きで60cm程度となる。
●球の肥大は中早生、やや吸込の腰高球で揃いは抜群。
●球色は赤色濃く、肉色は中心部まで赤色がまわっており、非常に美しく、市場性が高い。
●球径が13cmになっても変形・ス入りが無く、肉質は中程度の硬さで、品質良好。 |
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あやめ雪(サカタ)
●極立性で玉そろいのよい紫白小カブ
●肌は肩が鮮紫色、下部が白色になる。
●根部は腰高の偏円形で肥大性よい。ひげ根はなく、尻もまとまりやすい。
●肉質は緻密で甘み強く食味はよい。
●草姿極立性で、葉の大きさは中程度、葉色は濃い。
●葉軸は太くしっかりしているので結束しやすい。
●裂根、変形が少なく、す入りも遅い。
●萎黄病耐病性
●若どりでも球形がまとまり紫色も入るので、サラダのいろどりにも面白い。
●酢漬けにすると、2日ほどで表面の紫色が肉全体にまわる。
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■大カブ(秋まき冬どり品種) |
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京千舞(タキイ)
●根こぶ病に強く、作りやすい
根こぶ病に安定して強く、生育旺盛で作りやすい。早太りでス入りの遅い大カブ専用品種。
(根こぶ病には多くのレースがあり、未確認の一部のレースによっては、こぶの着く懸念があります。)
●千枚漬に最適の肉質
肌は純白で美しい。肉質は緻密(ちみつ)で甘みに富み、繊維が少なく歯切れがよいので千枚漬に最適。
●玉は腰高によくそろう
「早生大蕪」に比べ、腰高で厚みのある玉に仕上がり、収量性にすぐれ秀品率が高い。
9月上旬まきの栽培では、播種後約70日で根径12cm、根重1kg程度となり、さらに日を置けば2kg以上に太る。
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■地方在来品種 |
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日野菜カブ(滋賀県)
●滋賀県の特産で全国的にも広く栽培され、日野菜の桜漬として親しまれる早生の色カブ。
●草姿は立性。茎は紫紅色で葉は無毛。
●根径2〜3cm、根長25cm程度の長型円筒形で、1/3ほど抽根した部分は紫紅色、地下の2/3ほどは白色となり、色合いが美しい。
●肉質は緻密で幾分辛みと酸味があり、塩漬、粕漬、コウジ漬、酢漬など漬物用として美味。 |
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万木赤カブ(滋賀県)
●滋賀県特産の赤カブで、晩夏から初秋まきに適した中カブ。
●茎葉は緑色、根部は美しい鮮紅色で肉は白く、根径8〜10cm程度の扁円形となる。
●肉質は緻密で品質がよく、浅漬や甘酢漬のほか、ぬか漬にすると独特の風味があり、好んで利用される。
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木曽紫カブ(長野県)
●木曽地方に伝わる紅かぶの在来種です。主に「すんき漬け」などの漬物にされます。
●本種は極めて耐寒性・耐雪性に強く、丈夫で栽培容易です。
●葉は濃緑色で、茎・根部ともに赤紫色を帯びています。根部は直径10cm高さ5cmほどで扁円形で光沢があります。
●栄養価も非常に高いです。 |
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