◆家庭菜園向けダイコンの品種 |
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■春ダイコン(春まき夏どり品種) |
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献夏青首(サカタ)
●萎黄病に強く、軟腐病、ウイルス、そうか病(コブ症)にも耐病性をもっています。
●根部の要素欠乏症(赤芯、黒芯)にかなり強く、ス入り、裂根も少ないのでつくりやすいです。
●極黒葉の小葉、草姿やや立性で、根部は抽根10p、根長33p、根径7pの尻づまりのよい円筒形の青首ダイコンで、播種後60日くらいで収穫となります。
●肉質がかなりかたく、加工用(ツマ用)に適します |
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おしん(タキイ)
●抽苔が遅く良質の青首総太り型ダイコン。
●青首は淡緑。尻づまりがよく、ス入りも遅くて肉質がよい。
●2月まきのトンネルマルチ栽培では根長34cm、根径7cm程度になる。
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■秋ダイコン |
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千都(タキイ)
●寒さに強く、作りやすい
耐寒性は「耐病総太り」程度、葉伸びは比較的旺盛で、冬季の寒さによる青首部の黄化や傷みも少なく、在圃性にすぐれる。
抽苔は「耐病総太り」よりやや遅く、冬どり栽培で威力を発揮する青首総太り。
●そろいがよく、肉質上々
尻づまりのよい総太り型で、そろいがよく秀品率が高い。肉質は緻密で、生食・煮食はもちろん、漬物にも最適し、市場性は極めて高い。
9月中旬まきの栽培では、根長38cm、根径8cm程度となる。
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YRてんぐ(タキイ)
●萎黄病に強い青首総太りダイコン。
●青首は鮮明で肌のツヤがよく、肉質は緻密で純白。ス入りも安定。
●中間・暖地の秋まきでは根長36cm、根径7.5cm程度によくそろう。尻づまり良好で、裂根にも安定。
●抽苔は比較的遅く、中間・暖地の春まき栽培も可能。 |
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YRくらま(タキイ)
●ウイルス病、萎黄病に強い青首総太り型ダイコン。
●葉の茂りはやや旺盛。
●肌は滑らかでツヤがあり、肉質は極めてすぐれる。
●適期栽培では根長36cm、根径8cm程度になり、ス入りも安定して遅い。
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■秋ダイコン(ミニダイコン) |
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葉根っ子(雪印)
● 特徴がある葉形でおとなしく、半立性で密植に向く
● 今までのダイコンの半分位のサイズの青首総太りに良く揃う
● 太りが早いため密植にして、65日位 かけて仕上げると良い(適期播きで)
● 肌がきれいでひげ根が極細い
● 肉質は軟らか
● 肉色は白色
● ス入りは比較的遅い
● 極晩抽性で春のトンネル栽培にも向く
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紅しぐれ(トーホク)
●「作りやすい、おいしい、体に良い」
3拍子そろった紫大根
●根表皮の抽根部はアントシアニンによる濃紫色、地中部分は淡紫色になる品種です。
●根内部にも中心部から紫色に着色します。
●地上部は濃緑色、立性、板葉で作業性が良い品種です。
●は種後60日頃で根長25〜26cm、根径8〜9cm、根重約1kgに良く揃います。
●は種後45日頃で既に外部、内部とも着色は良好です。
●晩ス性のため、畑に長く置いても、また収穫後の店持ちも大変良い品種です。
●酢とあわせると途端に紫色からピンク色に変わり見た目にも楽しめ、さらに食感もシャキシャキして大変おいしいため、甘酢漬けや千切りにしたサラダ用に最適です。 |
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■秋まき冬どり品種 |
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冬の浦(カネコ)
●根形は総太り型で、低温伸長性に優れ、短根や中太りになりにくい品種です。
●肌はなめらかでツヤがあり、肉質は緻密で、ス入りは特に遅く、甘味が特に強いです。
●草姿は中間型、草勢は中程度、耐寒性が強く、抽苔はやや遅いです。
●作型は、暖地と中間地の9月下旬〜10月上中旬まき、1〜2月どり栽培などに適しています。
●2月どり栽培では、根長は38cm程度となります。 |
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冬どり聖護院(タキイ)
●耐寒性が強く、良質でス入りの遅い冬どり用の丸ダイコン。
●葉数が多く、根部は吸い込み型で、低温期でもよく太り、栽培しやすい。
●肌が美しく、肉質が緻密で煮くずれしにくく、おでんなどの煮食用に最適する。
●適期栽培では根径15cm、根重2.5kg以上になる。 |
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